ニートから脱出したきっかけ

ニートから脱出したきっかけは、祖母が亡くなったことでした。
とはいっても、悲しくて衝撃を受けたとかそういう理由ではありません。
申し訳なかった、という後悔からです。

祖母が倒れて老人ホームに入ることになったなりました。3年ほどの施設生活で私は会いに行くことが、2回しかありませんでした。1回目は会話をすることが出来ましたが、2回目はもう会話をすることが出来なくなっていました。

倒れる数日前まで一緒に数日間過ごしていました。ある日、祖母からお金を出すからウナギを食べに行こうと誘われました。用事があったのでしょうか、めんどくさかったのでしょうか、しっかりとは覚えていません。その時は今度行こうと言って断りました。

なぜ施設まで会いに行かなかったのか、自分に問いかけてみると多分、認知症というものが怖かったのだと思うのです。情報でしか知らなくて、その情報も恐ろしく感じる内容ばかりでそういう状態になってしまった祖母を見たくなかったのだと思います。

そのことに気が付いたときに、そんな自分が嫌になってだったら実際にそういうところで働いてみようとかと思ったのです。そして、後押しになったのが一緒にウナギを食べに行かなかったことへの後悔です。なぜかそのことがずっと心に残っていて、多分一生残り続けるのだと思います。

私が社会人として生活できているのは、いろいろな方のおかげですが祖母が強く背中を押してくれたおかげだと思っております。

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